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■油画とは…
油絵の具で描いた絵画をいい、その起源は15世紀初頭のフランドル(ベルギー)にあります。ファン・アイク兄弟によって確立された油彩画の技法は、いくらかの変化はあるものの、大筋において今日まで続いています。絵画は、音楽や詩のように、わたくしたち人間の内部に潜む生命の緊張やリズムあるいは思考をかたちにして外部化し、表現するものです。「人間、あるいは人間の生に向けられたまなざし」というテーマは、古典から現代まで太い幹のように貫通しています。

■本学の油画専攻は…
油彩画だけでなくテンペラ画、壁画、版画などを含み、さらには、立体や映像による作品など、表現は多様に広がっています。本学の油画専攻では、古典から現代に至る豊かな造形の歴史の線上に、現代と未来が続いている、という視点に立ちます。造形原理や芸術運動を幅広く紹介し、造形思考と技術の修練を時間をかけて重ね、手しごとを通してひとりひとりの創造力、潜在能力を伸ばし、21世紀の新たな造形精神をもった人材を育てようとしています。
■カリキュラムは…
皆さんそれぞれが自己の資質を発見し、造形の考えを育てていくためのものです。その特徴は、あくまで実技主体であり、加えて美術館研修やイタリア美術研修旅行など、できるかぎり現場主義=実作品主義に立った授業を行うことにあります。また、美術についての文学的、情緒的解釈に偏らない造形性を重視し、空間(透視法)・調子(明暗法)組立て(構図法)、色彩学、あるいは19世紀以降のさまざまな芸術運動などへのアプローチから、論理的な視点をもてるよう配慮します。また、材料や技法など作品の肉体を形成するものについて、きめ細かな実習を行います。

■作品を…
分析的、本質的に見つめる力を身につけることによって、スタイルや主張の異なった美術作品をも深く洞察し理解できる幅広い造形の目が養われます。それによって、独創性豊かな、何ものにも左右されない造形表現が可能になり、世界に通用する自立した作家となれます。 |
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