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■文星芸術大学の理念
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■お問い合せ先 広報課
●tel.028-625-6888
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学校法人宇都宮学園理事長/上野孝子 Takako Ueno

■本学の立志、創立

文星芸術大学は、栃木県宇都宮市にあってわが国における芸術系大学の地域的遍在を是正するとともに、先進的芸術教育の実現を志し、北関東、県、市など幅広い地域社会のご支援を得て創立しました。その立志のもとに、四つの理念を掲げて歩んでいます。

1・充実した教育体制

理想の第一は、教授陣に優れた作家、芸術家、研究者、教育者を迎えて、充実した教育体制をつくることです。実際、本学は全国的に著名な先生がたを迎えることができ、この理想は初期の目標を達成しているものと自負しています。

2・新しい創造観に立った内容編成

第二は、教育内容が芸術的創造そのものの進歩、発展に即したものであり、その内容を組織的体系的に指導することです。そのため、新しい芸術観、創造観に立った教育内容の編成につとめ、基礎から専門へ、専門から応用・発展へと積み上げていく教育課程を構築しています。

3・人格的感化を伴うはぐくみ

第三は、指導者と学習者が人格的感化を伴いながら接触し、直接的授受として行われるものこそ、芸術創造においてのはぐくみかた、学びかただということです。その授受が確実に行われる場面を重視して、本学は「工房主義」を指導のよりどころにして力を入れています。

4・夢のある学び舎

第四は、夢のある芸術教育の場でなければならないことです。楕円形の幻想的なデッサン室、各専攻のアーティスト、クリエーターの卵たちが制作に没頭できる 個性的実習室、 四季折々の表情をみせる実習庭園、無心の境地に浸る茶道室 「敬心」 、最新の機器を備えたコンピュータ室など、学習者の夢と希望にこたえる施設を整えています。

本学が、地域社会とともにわが国や世界にひらく文化芸術の振興の拠点となるよう歩んでいきたいと思っています。






文星芸術大学学長/上野憲示 Kenji Ueno

■文星芸術大学の教育は、三つの土台の上に構築されています。

1・日本の伝統文化の土台

その一は、古来より脈々とした日本の伝統文化の土台です。本学は世界文化遺産としての日光に近く、日光街道の入口にあり、日本の伝統文化の優れた場所に位置しています。日本の伝統的な絵画、特に近世における絵画の概要を系統的に学びます。

2・西欧の芸術文化の土台

その二は、明治以降ヨーロッパの各国から学んだ西欧芸術文化の土台です。美術の専門教育には、西欧に起源をもつ美のとらえかたや表現方法が、分野によって差異はありますが、深く浸透しています。それぞれの分野で専門的な美術の教育を深く学んでいきます。

3・産業の土台

その三は、美術を支える産業の土台です。本学の周辺には、足利や真岡、益子など芸術文化と結びついた産業の蓄積があり、本学とこれらの地域の芸術的産業、さらには、これから興隆していく新たな産業との間に、当然のことながら相互作用が発展していきます。わたくしどもは、この相互作用を通して学生が芸術と産業とのかかわりや、地域における芸術家の生きかたを学んでほしいと思います。

本学は、以上の三つの土台の上に教育形体を構築しています。[日本画、油画、彫刻/デザイン、デジタル映像、マンガ、アニメーション、染織、陶芸/芸術理論]の3領域10専攻を設け、どの専攻も実践的学習を重視するとともに、基礎的で幅広い教育を徹底して行います。この点は、座学中心の芸術理論専攻においても、新時代の研究方法として情報機器を使いこなす美術資料調査を重視しています。

このように、本学は美術をこよなく愛する人たちの躍動と雄飛の場としての新しい大学をめざしています。




流動性と多様性に挑戦するアーティストを育てたい


副学長/大沼映夫 Teruo Onuma

■急速に変化する現代社会のなかで、アートの世界も絶え間なく変貌し、表現の場も著しく多様化、複合化しています。

現代が何を求めているかという視点が必要

芸術とは何でしょうか。芸術の歴史をひもといてみると、芸術は時代とともに変化していくものであることがわかります。つまり、芸術は時代を背景としてつくりだされるものです。そこで、現代の芸術を考えるとき、現代が何を求めているかという視点が必要になってまいります。芸術と時代の精神構造との関係は、不即不離でありますが、両者の間には芸術家の活動する創造的な世界があります。芸術は、時代や社会を背景として成立しながら、芸術家の創造的活動によって具体的な形象化がはかられてきたのです。

21世紀の創造世界…激しい流動性と豊かな多様性

21世紀は、もちろん、これまでに蓄積された知識や技術だけでは対応することができません。そこで、21世紀の芸術家が当面する創造の世界の性質について考えてみましょう。そこでは、激しい流動性や豊かな多様性がキーワードになるように思えます。これまでの普遍的な、静止的な世界が、世紀末から21世紀に揺れ動き、流動して、部分部分が独立性を主張しはじめ、多様な局面が大写しになって前面に現れようとしています。具体的には、地域や産業、さらには環境さえも多様な芸術的創作を生みだす揺籃としての機能をより強く発揮するようになるでしょう。それは、次のようなことを暗示します。芸術は、神が具体的な存在であった時代に、神に対する祈りから
生まれたものです。造物主としての神は、時代が下るにつれて自然という概念に置き換えられましたが、自然を神ととらえれば、現代においても芸術は「祈り」であるといえるのです。

わたくしは、国際化の著しく進展した社会のなかにあって、国内外に宇都宮を基盤とした新しい芸術運動を起こし、流動性と多様性に挑戦するアーティストを育てたいと思います。