知っておこう! 熱中症の予防と対策
これから日に日に暑くなるこの季節・・・注意したいのは「熱中症」
熱中症は、高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調節機能がうまくできず、体内に熱がこもり様々な体の変調をきたした状態を言います。屋外で活動している時だけでなく、就寝中や屋内でも起きることもあります。重症では意識障害が起こり命に関ることがありますが予防法を知っていれば未然に防ぐことが出来ます。正しい知識をつけて、暑い夏を元気に乗り切りましょう!
熱中症の症状
I度 | めまい・立ちくらみ・筋肉のこむら返りがある・汗を拭いても拭いても出てくるなど |
II度 | 頭がガンガンする・体がだるい・吐き気がする・吐くなど |
III度 | 意識の障害(意識がなくなったり、もうろうとする)歩行障害・高体温・体のけいれん・過呼吸など きわめて短時間で重症になることがある。 |
予防法
1. 暑さを避けましょう!
暑い季節の運動や作業は、なるべく涼しい時間帯に、涼しい場所で(日陰・木陰)
外出時は帽子や日傘を利用する
扇風機や空調(エアコン)を使用し、室内の温度は28度ぐらいに(冷やしすぎないように)
2. 服装に工夫しましょう!
吸湿性や通気性のよい白っぽい服装を選ぶ
3. こまめに水分を補給しましょう!
喉が渇く前に飲む
汗をかいたときは塩分も補給する(0.2%程度の食塩水(1Lの水に2g (ティスプーン半分)の食塩)やスポーツ飲料)
アルコールやカフェインの多い飲み物は利尿作用で水分を排泄してしまうので水分補給にならない
4. 自分の体調の管理をしましょう!
1日3食栄養バランスの良い食事(朝食は摂る)と十分な睡眠をとるようにする
二日酔い、風邪や下痢などで脱水状態だと熱中症になりやすい
体調に合わせ保冷剤や氷、冷たいタオルなどによる体の冷却など使用
5. 急に暑くなる日に気をつけましょう!
高温だけでなく、湿度が高い日も要注意! (75%以上は特に注意)
暑さに体が慣れていないときおこしやすい
6. 暑さに備えた体づくりをしよう!
発汗作用が正常に動くよう日頃から軽い運動で汗をかく習慣を身につける
対応
1. 涼しい環境への避難
風通しの良い日陰やクーラーが効いた室内などに避難させましょう!
頭を低く足を高くして寝かせましょう!
2. 脱衣と冷却
露出した皮膚に水分をかけたり濡れタオルを当てて、うちわや扇風機なでで体を冷やしましょう!
水や氷で体(首・わきの下・足の付け根など)を冷やしましょう!
3. 水分・塩分補給
汗で失われた塩分も適切に補える経口補水液や冷たいスポーツドリンクなどが最適です
4. 医療機関へ運ぶ
自力で水分の摂取が出来ないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処法です
最後に
自分の健康管理に注意しましょう!
熱中症を防ぐために日常生活を見直すことも大切です。その日の体調が影響するので作業を始める前にセルフチェックしましょう!
□ 十分な睡眠はとれていますか?
□ 朝食は食べましたか?
□ 風邪や体調不良はではありませんか?
□ 疲れは溜まっていませんか?
□ 二日酔いではありませんか?
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最終更新日: 2013.03.25