企画展情報

◎写山楼-文晁一門の関東画壇-

写山楼展

 江戸幕府の開幕以来、絵画の世界では狩野派が幕府御用絵師として君臨していました。一方で、18世紀頃には中国から渡来した南宗画をもとに「南画」という新たな流派が関西に起こり、関東へ伝播します。その関東画壇において、南宗画と北宗画とを折衷した独自の描き方を確立し、大御所として名を馳せたのが谷文晁(1763−1840)でした。彼の描く山水図は大名から豪商にいたるまで大変な好評を博したといいます。
 また文晁は、関東南画の指導者としてアトリエ兼画塾の「写山楼」を築き、多くの門人たちがここを巣立っていきました。なかでも渡辺崋山、高久靄がい、椿椿山、立原杏所らは後世になって「文晁門四哲」と称され、文人画家として名をなしました。九州の画壇で活躍した田能村竹田や、明治初期に国内外で評価された田崎草雲も写山楼の出身者です。
 本展は、文晁とその門人たちの書画作品を中心に展示しております。江戸後期から明治初期にかけて一大ムーブメントを起こした関東南画。時代によって変遷してゆく南画と、その牽引者であった文晁の系譜をたどります。 狩野派から西洋画まで技法を学び、さらに南北合法の画風を生み出した文晁。そして自由な教育方針によって様々な南画を表した門人たち。彼らの描いた多様な表現を幅広くご覧いただければ幸いです。

開催年月日:平成20年10月18日(土)〜12月20日(土)

文星芸術大学系列博物館相当館 上野記念館
〒320-0032 栃木県宇都宮市昭和2-5-8
TEL.028-625-5905 FAX.028-621-2929

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