CG・アニメーション専攻

概 要

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●「動かす技術」「伝える技術」を学んで映像の表現者になる

イメージを人に伝える方法として、人は絵を描きました。よりリアルで強い伝達力を求めて、絵画から写真、そして動く映像というメディアが生まれました。静止画を連続的に表示することによって生き生きと動き出す映像の原理は、本来動かない物に生命を吹き込むといういわば魔法のようなテクニックといえます。さらに、現実にはない物体の軌跡をコンピュータに計算させて映像を出力するというCGの技術は、よりリアルなイメージを提示したいと願う私達人間のたどり着いた最先端のメディアと言えます。これらの手法を基盤にして、さまざまな芸術表現を試み、社会のニーズに応える人材が必要とされています。写真、アニメーション、実写映像、3DCG、インターネット上のコンテンツ等、主にコンピュータを使って制作する事のできる様々なテクニックを学ぶ事ができます

●動かない物を動かす、創造世界を表現する。

アニメーションは、飛び抜けて自由な表現技法です。 映像をフレームという単位で積み上げ、動きのイリュージョンをつくりだすという原則に従いさえすれば、どのような素材でもアニメーションになりうるのです。 こうしたアニメーション表現の多様性と自由さを理解し、何でもありの実験精神で、 失敗を恐れずに、自分なりに新しいと思える表現に取り組む姿勢を評価したいと考えています。

●技術の基盤の上に立って表現する。

映画監督を招いて開講する授業では、映像の特性や映像の文法、ストーリーや脚本の作り方が学べます。CM監督を招いての授業ではマナー広告やイメージアップ広告等をつくって地元自治体など社会に関わって行きます。そのほか、映像の基礎としてのデジタル写真、インターネット上で動くゲームなどのインタラクティブメディア、インターネットを使って自分を表現したり情報を発信するための授業も設定されています。これらの技術のどれを使って何を表現するのか?その答えはみなさんにゆだねられています。多様な切り口から映像を学び、自らの個性に磨きをかけ、たくさんの知識と体験を経て、時代の先端で活躍するクリエイターになってください。

カリキュラム

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● 1 年次

技術的な講義とアプリケーションの基本操作を通じて画像、映像の仕組みを学びます。グラフィックデザインのアプリケーションと3DCGアプリケーションを使用して映像づくりの楽しさを体験します。

● 2 年次

より精密な3DCGを学んでいきます。またコマ撮りアニメやセルアニメをはじめ様々な2Dアニメーションの技法を体験します。さらに、映画監督を講師に迎えて映像の文法や発想を、CM監督の授業では短時間で的確に情報を伝える映像を作ります。WEBサイトの構築と利用も学びます。

● 3 年次

3DCGではキャラクターのモデリング、モーションキャプチャーによるアニメーションなどを学びます。Flashをつかったゲームのプログラミングも体験します。また、映像で“他者になにかを伝える”という意識をもって、自由制作をおこない市内で展覧会を開きます。

● 4 年次

自分の表現の方向性を定め、卒業制作に取り組みます。それまでに培ってきた表現力、発想力を発揮し綿密なプランニングを教師とともに練り上げ、4年間の集大成として卒業制作を創り上げます。

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授業の一例

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『3dsMax』によるモーションキャプチャー

「3dsMax」というソフトを使った授業の中に、モーションキャプチャーを使って人間の動きをトレースする演習があります。この授業では高価な機材を使わずに、モーションキャプチャーの原理を手作業で再現してCGに動きを付けていきます。1. 撮影 アクターは赤いポインタが付いたバンドを装着し、初期位置に立ちます。そこから、カメラに映る範囲内で演技をしてもらいます。2. 取り込み 撮影した動画をコンピューターに読み込みます。バックグラウンドに呼び出すと、作業用ビューポートの背景に動画が表示されます。3. カメラマッチ 3D空間内のカメラと実際のカメラ位置を同期させます。同期がうまくいくと、3D空間内に作ったカメラが実写と完全に一致します。4. トレース 「バイペッド」と呼ばれるキャラクターに骨を入れるためのオブジェクトに同期させます。トレースを始めるには、1コマずつ動きを見て、マーカーの位置を追います。ここからが一番厳しく、つらい作業であり、最も楽しい部分でもあります。5. データの適用 動きを付けたそれらのデータを複数保存しつなぐことで、一連の動きにすることができます。これをすでに製作してあるモデルに適用するとそのモデルが動き出します。その後、エンベローブ等を調整、破綻のないデータに仕上げて行きます。

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  • 作品

  • 田村遥奈「星の銀貨」

    田村遥奈「星の銀貨」 9期生/2Dアニメーション

  • 川上真奈美、石田三恵「おとしもの」

    川上真奈美、石田三恵「おとしもの」/1年次自主制作、宇都宮愉快CMコンテスト大賞受賞

  • 川瀬信也、星野哲也「ARSENAL CROSS」

    川瀬信也、星野哲也「ARSENAL CROSS」 2期生 最優秀賞/3DCG+セルアニメーション

  • 渡辺真紀「月丸!」

    渡辺真紀「月丸!」/2年次パペットアニメーション課題作品

  • 高嶋あゆみ「ロボットと私」

    高嶋あゆみ「ロボットと私」 9期生 最優秀賞/ミュージックビデオ Music by Urbangarde

  • 住谷侑紀「おかず」

    住谷侑紀「おかず」 9期生 奨励賞/3DCGアニメーション

  • 小林美智「踊り子」

    小林美智「踊り子」/2年次セルアニメーション課題作品

  • 松橋尚人「鼻血がぶー!」

    松橋尚人「鼻血がぶー!」 9期生 優秀賞/セルアニメーション

学生の声

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キャラクターで広がる作品の世界観
半田 桃(11期生) 〈栃木県立足利女子高校出身〉

入学して最初の授業で、カットアウト・アニメーションという技法を体験しました。キャラクターを描いた絵を切り抜いて、そのパーツを少しずつ動かしながら撮影していくものです。その中でも特に面白かったのは、キャラクターをデザインする作業です。 今回のテーマは「深海の生き物」だったので、たくさんの深海生物をデザインしたのですが、自分の中では普通ではありえない魚にすることを目標としていました。たくさんのテクスチャ素材を使えたので、自分の描いた魚が思いもよらない色や模様になり、深海の世界観がさらに広がり、それを作品にも生かせたと思います。魚の動きを表現するのは難しかったですが、これからもっと動きの勉強をして、さまざまなアニメーションを作りたいです。

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