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卒業生インタビュー

インタビュー その1

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今野真美 Mami Konno

油画専攻4期生、福島成蹊高校出身。表参道ヒルズの某アメリカブランド会社に勤務しながら各地で個展グループ展を開催。最近は銀座で開催されたマトリョーシカ展に参加。

兼平慎 Shin Kanehira

デジタルグラフィックス専攻1期生、神奈川県立大和南高校出身。映像制作会社 I was a Barelina勤務。主に音楽プロモーションビデオのCG制作を手がける。Webデザインやグラフィックデザインも。

http://www.iwasb.net/

安田哲 Akira Yasuda

美学美術史専攻4期生、秀明栄光高校出身。卒業後、イメージフォーラム映像研究所で映像制作を学ぶ。8ミリカメラを使ってドキュメンタリー作品を制作。中野武蔵野館などで上映。都内の印刷会社に勤務しながら映像制作を続けている。

千吉良丈 Jo Chigira

ビジュアルデザイン専攻1期生、埼玉県立本庄北高校出身。代官山や恵比寿のデザインスタジオに勤務した後現在フリーランス。最近は大手スポーツ用品メーカーの広告などを手がけている。学生時代の友人達と会社を立ち上げるべく準備中。

Q: 何か大きな賞をとった人もいると聞きました。近況についてお話しください。

兼平 映像製作会社で音楽関係のプロモーションビデオなどのCGを作っています。インディーズからメジャーまで、さまざまなアーティストの仕事に関わっています。(オフレコなんで言えないんですが最近はビッグアーティストの仕事もやってます。)

 

千吉良 数件のデザイン事務所を経て昨年4月に独立しました。基本的には前の会社時代の付き合いで広告の仕事なんかをやってます。組織に属していないだけ自由気ままにやっているっていう感じかな。徹夜続きになることもあり、仕事はつらいこともあるが、終わると楽しさに変わります。

 

安田 印刷会社で働きながら映像作品を作っています。サラリーマンなので制作は夜と土日に集中的にやります。今は社長に怒られるのがつらい、給料日がうれしい、という生活ですね(笑)。昨年のイメージフォーラムフェスティバル2010で寺山修治賞をいただきました。「ババアのロック」という作品です。

 

今野 バッグや時計、雑貨などを販売する会社で働きながら、イラストを制作、発表しています。今海外で本の出版話が持ち上がっていて、そちらの準備もしているところです。

 

Q: 進学で文星芸術大学を選んだのはなぜですか。

兼平 高校時代に、何もしない時期があって。ただ、油画やデザインなど美術に関することが学びたかったんですが、どうしたらいいか分からない。いろいろ考えた末に、これからはパソコンだ、と思い探してみたら文星があったんです。

 

今野 私は5期生なんですが、新しい大学に興味があって受験しました。

 

千吉良 1期生だったので情報がほとんどなかった。たまたま、親が新聞広告を見て勧められたのが受験のきっかけでした。

 

安田 僕の場合オープンキャンパスで青木先生に出会ったことが大きかったですね。自分の目で見ろ、自分の耳で聞け、自分の肌で感じろ、自分の言葉で話せ、という教えは今も忘れません。

 

Q: 大学時代に勉強したことで、現在の仕事に役立っていると思うことはなんですか。

兼平 デジタルグラフィックス専攻だったんですが、役立つことはいっぱいありましたね。特に技術的なこと。いろいろあるツールの中から、自分にあったツールを探し出すことができた。それと、仲間と音楽サークルを作っていたのですが、今の会社は8割方音楽関係の仕事なのでその時の知識が役立っています。サークルではDJのようなこともやっていて、学外のイベントに呼ばれたり、楽しかったですよ。共通基礎でデッサンや工芸を勉強したことはとても役に立っていると思います。

 

千吉良 共通基礎のデッサンがすごく勉強になりました。一部ではなく、全体を見て作り上げるという作業は仕事にも通じますね。コンピュータでデザインしていく作業は今の仕事に直結してます。何でも学べるのが文星のいい所です。学んだ技術を自分なりにどう磨いていくかが課題ですけれど。

 

Q: 友人や先生など、大学時代の思い出は。

兼平 卒業してしばらくの間、大学で助手をしていたので、だれが今何をしているのか、という情報は耳に入ってきます。友人の活躍はうれしいのですが、同じ志を持った仲間なのでライバル心もあります。よーし、おれもがんばるぞ、みたいな。

 

千吉良 文星の先生って、不思議な威圧感があるよね(笑)。言葉でなく、感覚で教えるようなタイプ。でも、こちらから積極的に行けば、いくらでも応えてくれる。

 

今野 そうそう、のんびりやさんの学生に言いたいのは、どんどん先生のとこに行って、先生ぐらいみんな動け! っていう感じ。

 

安田 僕はバイトをしては、そのお金で旅行ばかりしていた。授業にはあまり出なかった(笑)。思い出は研修旅行でイタリアにいったこと。憧れのミケランジェロを見られた時は本当にうれしかった。

 

今野 私もイタリア研修では思い出があります。用事があって多田先生の部屋へ行ったときなんですが、部屋に入ってびっくり。部屋中スケッチでいっぱいなんです。先生はカメラを持たないでどこででもスケッチをされていたんです。絵描きはこうでなくてはいけないんだと身をもって思い知りました。

 

Q: 最後に、これからの夢を聞かせてください。

千吉良 文星の仲間3人と会社を立ち上げるところです。いろいろと準備もあって、人も集めなければならないし、何かと忙しいです。

 

安田 昼間はサラリーマン、夜は映像作家。これからも、作品作りを長く続けられれば、と思います。それとセルフメイドで家も作りたいな。

 

今野 これもイタリア研修で知ったことなんですが、ボローニャ国際原画展というのがあって、そこで入選するのが夢ですね。審査員が来日したときに、会いに行って作品をみてもらうことができました。

 

兼平 仕事のクオリティーを上げることかな。大きな仕事をして仲間たちの噂になったら最高ですね。

 

インタビュー その2

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三浦麻梨乃 Marino Miura
油画専攻3期生、福島県立福島西高校出身。卒業後、地元福島にもどって中学校の教員、後に福島県立美術館に勤務しながら作家として活動。版画家集団『版で発信する作家たち』に参加しグループ展多数。東京、横浜、福島など各地で個展も。2012年春から油画専攻助手。

稲葉友宏 Tomohiro Inaba
彫刻専攻4期生、作新学院高校出身。大学院博士課程修了、博士号取得。2006年モントリオール国際芸術祭ケベック日本文化振興賞、2010年3rd art-icle Award入選、ATCアートフェア2010出展。宇都宮、東京などで個展、グループ展多数。

本巣秀一 Shuichi Motosu
陶芸専攻1期生、文星芸術大学付属高校出身。大学院修士課程修了。幕末よりつづく益子焼最大の窯元『株式会社つかもと』に勤務。商品のデザインを担当するだけでなくグループ展で自分らの作品も発表している。

Q: 土と鉄と銅版画。それぞれ違った世界で作家として活動しているみなさんですが、まずは近況からお話しください。

三浦 油画専攻だったのですが、在学中に銅版画の技法を学んだのがきっかけで、今も銅版画の制作をしています。地元、福島県内の版画集団に参加して、県内各地で作品を発表しています。

 

本巣 益子町の陶器製造・販売会社「塚本製陶所」で、製品のデザインをする傍ら自分野作品も作っています。年に1回、グループ展を開いて新作を発表しています。

 

稲葉 最近まで宇都宮郊外の幼稚園に依頼されて“門扉”を作っていました。「きみに見える物語」というタイトルの大作です。それと博士号取得のための研究や論文執筆に集中していました。いまはそれらも一段落したんで、次の新作を作りたくてウズウズしているところです。

 

Q: 三浦さん、銅版画の魅力ってなんですか。

三浦 私って、こう見えてコツコツと描いていくタイプなんです(笑)。なので油絵だとどこまでも描いてしまって、結局は緊張感のない作品になっちゃう。悩んでいた時に銅版画に出会ったんです。版画は工程がきっちり分かれていて、彫って、刷ってしまえば完成です。一度完成すると修正が利かない潔さが好きです。

 

Q: 本巣さんは2年進級時に油画から陶芸に転専攻されたんですね。なぜですか。

本巣 1年生の共通基礎でたまたま陶芸をやったんですが、粘土に触った時、ものすごく新鮮に感じたんです。そして実際に作ってみると自分が考えていたよりもいろいろなことが表現できる。面白いな、と思って。林先生に褒められたこともありましたね(笑)。

 

Q: 稲葉さんは「幼稚園の門」を制作したということですが、幼稚園から依頼されたのですか。

稲葉 卒業制作展のとき、観にいらした園長先生に依頼されて。納期も「いつでもいい」ということだったので引き受けたんです。実際にはマケット(彫刻の試作のためのひながた)を何回もみてもらって最終案を決定しました。制作には1年くらいかかりましたね。

 

Q: ところで皆さん、大学進学の際、文星芸術大学を選んだのはなぜですか。

三浦 イタリア旅行に行ける(笑)。基礎からガッチリ学べる。専攻以外の分野も学べる。小人数なので余計な情報に惑わされることなく勉強できる、というのが私の性格に合っていた。浪人時代に自分の創作の方向性に自信が持てなくて煮詰まっちゃってまして、文星の自由なカリキュラムにすごく魅力を感じました。別の大学に行っていたら、今ごろは制作を続けていなかったと思います。

 

本巣 高校の時、先生から「美術部に入れ」と命令されて(笑)美術部に入ったんですが、ほとんどデッサンも知らない。油絵も2枚しか描いたことがなかった。本気になったのは高3になってから。やり始めたらデッサンが好きになって。正直、専攻はどこでもよかったんです。で、とりあえず油画ということに。

 

稲葉 高校のときから大谷石を彫っていたんです。正直に言っちゃうとデッサンとか基礎とか、窮屈でイヤだなーと思っていたんだけど、オープンキャンパスで彫刻の杉山先生から「1年生からどんどん自主制作してくれてかまわない」といわれて、決心しました。

 

Q: 大学時代の経験で今の制作活動に役立っていると思うものはなんですか。

三浦 作家として生計を立てるのは難しいと思っていたので、教員免許も取りました。バイトでお金をかせいで夜にカラーコーディネイトのスクールにも通いました。版画の授業もそうでしたが、いろんな事に出会っていろんな人に出会って視野が広がったような気がします。

 

本巣 僕は「作り込む」っていうことがどういうことなのかに気づいた気がします。陶芸は作りすぎちゃうとかえって変なものになってしまう、ということがあります。いかにして手数を少なく作品を仕上げるか。でも最初はいろんな事をやれるだけやって、そこから引き算して行く、だんだん手数を少なくしていけるようになる。そんな制作の心構えが身に付きました。

 

稲葉 大学に入ってすぐの授業で、鉄のパイプをバーナーでくっつける作業があったんです。これがどうやってもうまくいかない…溶かしすぎちゃいけないんですね。だから鉄は嫌いだったんです(笑)。伊藤先生もあきれてしまったんでしょうか。「稲葉はくっつけないでいいから、全部熔かしてしまえ」といわれて。ところが、鉄を熔かすようになったら面白いんですね。それからというもの放課後は毎日工房に入り浸りでした。

 

Q: 最後にこれからの夢を話してください。

三浦 版画で生きていくことは難しいけれど、やっぱり私は作品を制作するのが好きなんです。これからもずっと作品を発表し続けたいと思っています。

 

本巣 窯を持って独立すること。その前に今の仕事で成果を出さないと。ヒット商品が欲しいですね。それと、ジャンルを問わずに仲間を増やしていきたい。

 

稲葉 コンペや展覧会に積極的に出品して大きな賞を取りたい。「幼稚園の門」を作ったらもっとでっかいものを野外に作りたくなっちゃって。グーグルアースで宇宙から見えるようなヤツ。

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