ZOUKEI COURSE

総合造形専攻

日本画/洋画/立体/地域文化創生

ホンモノを追及し、感動を生む。文化の継承と創生で心豊かな社会をめざす。

1・2年次には基礎力を身につけ、さらに日本画・洋画・立体など様々な造形の技法を学びます。同時に地域と連携するプロジェクト型の授業で、芸術における社会貢献という実践の場も経験できます。3年次からは自分の専門分野を決め、専門性に特化したカリキュラムを履修します。理論系の地域文化創生分野では、実技科目を履修しないカリキュラム構成も用意しており、芸術文化と社会をつなぐ人材を育成します。

総合造形専攻 4年間の流れ

1・2年次はデッサン・平面・立体作品の制作をとおして、モノを見る力や構成力・表現力など基礎力を養います。また多様な支持体、素材を体験し、芸術全般についての技法や知識を習得します。
2年次には、アートハンティング、古美術研修、ヨーロッパ美術研修で様々な芸術/文化に触れます。
3年次で日本画・洋画・立体分野・地域文化創生に分かれ、専門性を深め自分にふさわしい表現を追求します。各分野独自の素材・技法・表現法を学ぶことができます。
4年次で、集大成としての卒業制作/論文に取り組み4年間の成果を発表します。

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1年次カリキュラム

First Year Curriculum

共通基礎(全専攻授業)


1年次前期には共通基礎科目として全専攻で、「デッサン」「色彩構成」「造形感覚」「素材研究」を学び美術の基礎を固めます。

 

専攻別授業




実技系は日本画・洋画・立体分野を横断するカリキュラムをステップアップさせながら進んでゆきます。基礎を固める事が到達目標になります。地域文化創生分野は、理論の基礎と地域に根差した美術との関りの中で社会とアートの関わりを体験として持つことが到達目標となります。

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2年次カリキュラム

Second Year Curriculum

総合造形専攻 2年次

実技系は引き続き各分野を行き来し幅広い意味での造形力を身に着けてゆきます。物と空間の持つ意味、捉え方、表現の違いを見つけられるようになり各分野の材料(あるいは素材)と技法をそれぞれの芸術観と照らし合わせながら造形そのものに迫り、芸術の意味を掘り下げてゆきます。
地域文化創生分野は、一年次での学びをより自分のものとし自ら立案、計画、実行に移せる人材養成をはかります。

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3年次以降カリキュラム

After Third Year Curriculum

3年次以降は、日本画分野、洋画分野、立体分野、地域文化創生分野の4分野に分かれ、それぞれの領域を専門的に学びます。下記の分野名をクリックすると各分野のカリキュラムに飛びます。

日本画 分野

JAPANESE PAINTING


日本画は「和紙」「絹」「杉板」などに描かれます。和紙は植物の繊維を漉きあげた紙です。絹は蚕の繭からとりだした絹糸で織った織物です。杉板は杉の大木の幹です。絵具は石を砕いて作る「岩絵具」や植物の樹液や草汁から抽出した「染料」が使われます。それらの絵具を「膠(ニカワ)」で接着します。膠は牛や鹿など動物の皮から煮出したものです。これらの素材はすべて自然のものからできています。日本の風土とともに受け継がれてきた技法を大切にした学習をします。

3年次『100年後に伝える』:3年次で取り組んでいるのは「天井画プロジェクト」です。2009年度より、泉福寺88面・日光二荒山神社50面・宝蓮院20面を完成、奉納しました。杉板に天然岩絵具・金箔で彩色する堅牢な建築彩色を学びます。また、冬にはエゾ鹿・黒毛和牛の膠(ニカワ)を作り日本画制作に用います。

4年次『肌で感じる』 屏風・掛軸など表装表具の実習を通じて、日本の伝統文化を学び制作に活かします。スケッチ旅行・和紙漉き研修・動物園スケッチ実習・人体クロッキー実習から観ること肌で感じることを大切しながら、卒業制作にむけて描くテーマを練っていきます。展覧会を企画し作品を発表することを実践します。

洋画 分野

OCCIDENTAL PAINTING

洋画分野は各学生の特性を生かした制作のあり方を学びます。自己の発見と自己表現、それに適合した技法、形式、素材選びができるようになる事が目標です。その実現のため古典技法、材料論、美術史観、美学、哲学を学び現代の美術に携わる人間としてのスタンスを学びます。スライドを用いたレクチャー実技体験、様々な角度から観た批評会を通じて一人の作家として生きられるよう育成してゆくカリキュラムを展開します。


3年次:3年次は自由制作を中心に学びます。制作の幅を広げる目的として軽量フレスコ(本学オリジナル)、銅板によるタロット制作、スライドレクチャー、展示とDM制作を学びます。

4年次:4年次は卒制に向けて制作者の態度と方法を学びます。前期は3年生と共同のタロット制作、世界で最も軽量で堅牢なフレスコを更に不定形の浮遊展示可能なオブジェとして開発してゆきます。後期は大作あるいは同等の密度のある制作に打ち込みます。

立体 分野

SCULPTURE

「立体を学ぶ」ということはどのようなことでしょうか?対象を空間的に捉え造形していく表現力のことだと考えています。ではその表現力には一体どんなチカラが必要でしょうか?感動やメッセージを最大限に引き出して形に変えていくチカラだと考えます。立体物を作るという行為には様々な要素が付随します、素材による加工方法や手順、道具、更には共同作業でのコミュニケーション能力や実行力等と実に様々な行為の上に作品作りが成り立っており、人間の総合力=生きるチカラが試される場でもあるといえます。


3年次:3年次には素材体験をとおしてさまざまな加工技術を学んでいきます。歴史的な彫刻作品がどのように作られどのような工夫があったのかを身を以て体験することは、それまで見てきた作品を違った角度から深く掘り下げて鑑賞することに繋がり、今後の制作活動に役立てていきます。

4年次:4年次にはアクティブラーニングを取り入れ、卒業後の活動を見据えた社会的な立場の中でどのように立体的な感性をアプローチしていくのかを自ら考え、どのように生かしていくかの方法を探っていく課題に取り組みます。更に卒業制作をとして自分目指す方向性を明確化しその後の制作活動の礎を築く大作に取り組んでいきます。

地域文化創生 分野

REGIONAL CULTURAL CREATION•ART HISTORY

芸術大学で総合的な「教養」を学び、地域社会で活躍できる人材を育成  芸術を通して、本物を見分けるセンスを養うほか、本県の豊かな自然や歴史的景観等を学び、地域への誇りや愛着を深めることによって地域社会の絆が強まり、「まちづくり」を進める機運の醸成を図ることを目的とします。また、地域文化を学び、現代社会で求められる知識・技術・思考力等を学ぶとともに、世界的な視野で日本独自の文化を学び、視野の広い、多角的なものの見方やコミュニケーション能力を身に付ける教育・研究を行っていきます。


3年次:西洋美術史、日本美術史、地域文化創生のなかから、興味・関心をもった分野のゼミナールに所属し、さらに専門知識を深めるとともに、プレゼンテーション・調査・研究能力を養います。就職を見据えて、公務員試験対策の授業も選択できます。

4年次:4年間の学びの集大成として、その後の進路にもつながる重要な研究となる、卒業論文の執筆、あるいは卒業研究の制作発表をおこないます。